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風〜の寒さや〜、とでも言いたくなるような今日の寒さ。成田に到着した午後6時の気温は7℃でした。
フランクフルトは19℃の春風がそよ吹いて、ブドウ畑にはひばりが歌い、のどから気候でした。 とはいえ、その前日は一天にわかに掻き曇り、暗雲押し寄せ、落雷と突然の冷たい雨に襲われたので、安定しているわけではありませんでした。 でもその突然の暗雲、落雷、雨、のあとにさ〜っとまた陽光が差すと、虹が大きなアーチを作るなど、まさにベートーベンの交響曲第6番「田園」をカラヤンで聴く感じ、と書くとキザっぽいんですけど、実際にそうだったんです。 そんな暗雲押し寄せ、落雷が鳴り響き、降り注ぐ冷たい雨に打たれながら、僕のほかにこのフランクフルト郊外の田舎の駅のホームの雨宿りにたまたま居合わせた若い男女の女性のほほが濡れそぼっていたのは雨のせいだけでは無いようでした。 彼女はつれない若い男性のほうに向かって、「じゃぁ、どうしても別れるって言うのね...」 なんて泣きじゃくりながら、男性の目を見つめていました。 切ない青春の一シーンだなぁ、きっと男がばかなんでしょう。 その場にふさわしくない中年の日本人男性約1名は一人雨傘を吹き飛ばされるようにしながら、ワイン畑の中の一本道を教会のある高台の村に向かって歩き出したのだった。 写真は翌日晴れ渡る空の下のワイン畑に囲まれた村の教会。 皆さんお花見はやりましたか?
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